コロナウイルス対策 ~正しい知識を持って感染を防ごう!その2~
前回の記事では、除菌・殺菌方法として、高濃度アルコールと次亜塩素酸水の2つを紹介しました。
今回は「オゾン」と「紫外線」の2つの除菌・殺菌方法を紹介します。
・「オゾン」
オゾン水の殺菌力は強力で、次亜塩素酸水よりも約6倍効果があると報告されています。オゾンは最終的に酸素に分解されるため、環境にやさしいのも特徴です。
だたし、高濃度のオゾンは、人体にも有害です。しかし、オゾンには不快な臭いがあるので、感じない程度の濃度であれば、人体には影響ありません。オゾン殺菌する機械には、濃度探知計が備え付けられているものが多いので、心配はないと思います。
オーリック株式会社:https://www.ohric.jp/ozone/influenza.htm
・「紫外線」
太陽光の一部である紫外線に殺菌効果があることは広く知られています。紫外線は”光”であるので、異物混入などの恐れがなく、食品や日用品を殺菌するのによく利用される方法です。
これまでの研究で、「新型ウイルスが空気中に漂う状態になった場合の半減期は、温度21~24度、湿度20%の暗所で1時間だったが、太陽光が当たると1分半にまで減少した。」と報告されています。つまり、太陽光に当たることで新型ウイルスが約60倍速く死滅することが確認されました。
ただし、紫外線の光を長く皮膚に当てると、日焼けや炎症の原因になるので、注意してください。 衣服や食品なども、紫外線を10分程度当てれば、十分に殺菌できます。
殺菌方法(大阪府立大学):
http://bigbird.riast.osakafu-u.ac.jp/~akiyoshi/Works/Anti-Covid-19.htm